○美幌町図書館資料選定要綱

平成14年8月3日

制定

(基本方針)

第1条 公共共図書館としてその役割を果たすため、各分野にわたる必要な資料を広範囲に収集する。

2 資料の種類は、図書のほか、逐次刊行物、パンフレット等の印刷物を主体とし、必要な視聴覚資料も加える。

3 資料の収集にあたっては、一般利用者、図書館協議会、読書サークル等の要望、読書傾向、予約状況、出版状況等を勘案し、公共図書館としてあらゆる利用者に対応できる蔵書構成に努める。

4 資料収集にあたっては、購入のほか寄贈、複製等の手段を活用し、購入する場合は、年間購入計画を立案し配分予算の適正な執行を図る。

(資料の収集方針)

第2条 資料の収集は、あらゆる思想、信条、学説及び宗教に対して、自由かつ公正に行う。

2 資料の収集は、町民の教養、調査研究、レクリェーション等に資する資料を主体に行う。

3 資料の範囲は、国内で出版されている各分野を広範囲に収集する。

4 資料の選択は、資料の内容、著者、発行所、形態、書誌的価値等を検討して収集し、新しい主題については、時機を失うことなく収集する。人権を害するおそれのあるものは、慎重に採否を決定する。

5 亡失、棄損等による資料は、必要に応じて補充する。ただし、次に掲げるものは補充しない。

(1) 内容が古くなり、保存の必要が認められないもの

(2) 他の所蔵資料によって代替できるもの

(3) 複本があり、利用度が特に高くないもの

(一般図書の収集方針)

第3条 一般図書は、中学生後期以上一般成人を対象とし、次に掲げる方針に従い、一般教養、調査研究、実用、娯楽、スポーツ、生涯学習等に必要な資料で、基礎的なものから必要に応じて専門的なものまで幅広く収集する。

(1) 新刊書を最優先し、内容を検討のうえ収集する。

(2) リクエスト図書は、検討のうえ、要望を満たせるように収集する。

(3) 郷土資料、地域性に合致する資料は、重点的に収集する。

(4) 参考業務の処理に必要な図書等は、努めて新しい資料を収集する。

(5) 全集、叢書、全書等は、内容を十分検討して収集する。

(6) 豪華本、高価本、高度な専門書、学習参考書、各種試験問題、その他特殊図書等は、内容を厳選して収集する。

2 前項の規定にかかわらず、次に掲げるものは収集から除外する。

(1) 不健全、または低俗なもので、資料価値に乏しいもの

(2) 図書館資料として不適当と思われるもの

(児童図書の収集方針)

第4条 幼児から中学生前期までを対象とし、読書の喜びと興味を与える図書及び知識を高め、情操を養い、豊な人間性を養うための図書を収集する。

2 全集、シリーズもの、翻訳もの、学習参考書、マンガ等は、厳選して収集する。

(逐次刊行物の収集方針)

第5条 雑誌は、利用及び要望の実態並びに地域の必要性を考慮し、幅広く収集する。

2 新聞は、郷土資料となる地域紙を重点的に収集するほか、中央紙、地方紙、その他の新聞の中から選定して収集する。

(視聴覚資料その他の収集方針)

第6条 紙芝居は、利用の実態に則して選定収集する。

2 ビデオテープ、CD、カセットテープ等は、必要に則して収集する。

この要綱は、平成14年8月3日から施行する。

美幌町図書館資料選定要綱

平成14年8月3日 制定

(平成14年8月3日施行)